「モモ」感想 日記24.2.23

日記

どうもおはようございます、ションさんです。

先日ミヒャエル・エンデの「モモ」を紹介させていただきました。

あとがきにエンデ本人と、書評で心理学者の文がありました。

その学者は河合隼雄さんでカウンセリングなどの著書でよく目にする名前でした。

「モモ」はファンタジーで子供から大人向けの内容との説明が多いですが、カウンセラー・キャリアコンサルタント必読と感じました。

1970年代に書かれた作品ですが、現代社会の文明の病理を表現しています。

作品に時間を奪う灰色の男たちが現れます。

大人たちは灰色の男たちに時間を奪われ本当に大切なことができず苦しみます。

大人たちは、本当に大切な人の話を聞きたい気持ちはあるのに、時間が無いから(灰色の男たちに知らぬ間に奪われている為)聞けないんです。

その内容を読んで自分に置き換えてみました。

会いたい人が近くに来て会おうと言ってくれているのに、次の日大変な仕事があるから今回はやめておこう。

このようなことなんじゃ無いかなと・・・感じます。

それって寂しいなって今は思います。

昔がむしゃらに仕事をしていた頃(30代前半〜中盤)は、そんな対応を自分もしてたように思います。

会える時に会うことの大切さ、大切なことを優先する思考について「モモ」は考えさせてくれます。

キャリアコンサルティングは「人生計画学」と國府康孝先生は言いました。

クライエントが人生において何を大切に思い、どのように時間を使っていくかをカウンセラー・キャリアコンサルタントが支援することがキャリアコンサルティングの側面であるとのことだと感じます。

キャリア理論家ハンセンは4L(仕事、学習、愛、余暇)をバランスよく取ることが人生を充実させる鍵だと提唱しています。

「モモ」は大切なことを物語を通して優しく教えてくれています。

カウンセラー・キャリアコンサルタントに必読の1冊との思いが改めて固くなりました。

またカウンセラー・キャリアコンサルタント仲間にお話しする機会があったら、お知らせしようと思います。

本日もご訪問いただきありがとうございました~

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