どうもおはようございます、ションさんです。
先日の技能士の会では3人1組でロープレをやりました。
やり方は、こうです。
1人カウンセラー役、1人クライアント役、1人オブザーバー役で25分でカウンセリングを実施します。
その後の25分で振り返りを行います。
振り返りは、やってみた感想を1人ずつ話し合っていきます。
感想を言う順番はカウンセラー役、オブザーバー役、クライアント役です。
カウンセリングではクライアント役の感想がどうだったのかが重要です。
カウンセラーが正しいと思っても、クライアントがどう感じるかが一番重要なんです。
逆にカウンセラーが間違ったと思っても、クライアントが良かったと感じていたら、それは正しいと言うことになるとも言えます。
カウンセラーが一方的に正しいと思ってカウンセリングを進めてしまっても、クライアントの支援になっていなければ間違いなんです。
そういった意味で、クライアントが答えを持っているのであって、そしてクライアントは誰ひとりとして同じ人はおらず、同じ人生経験を歩んできた人がいないので、同じ言葉を言われても、捉え方は人それぞれなんです。
さらには同じクライアントであっても、その日の体調やその日の出来事によって、同じ言葉を言われても、支援になる場合もあるし、ならない場合もあるんです。
同じカウンセリングは、いっさい無いと言われるのは、この理由からです。
だから難しいのですね。
通常算数ですと、1+1=2ですね。
ですがカウンセリングはそうはなりません。
クライアントの体調、場所の雰囲気、面談の時間、その前日の出来事、明日の予定、服装、天気…あげればキリがないですが、全てが同じカウンセリングはないのですから。
そういった点を理解していないと、例えば2級技能士試験での対策に走っては不合格を繰り返すことになってしまうと感じます。
2級技能士試験はカウンセリング力を見られる試験です。
試験対策をやればやるほど合格が遠のく、石崎先生もキャリアコンサルティング協議会のコラムで優しく教えてくれています。
じゃどうすれば良いのか?何度も面談をして、振り返り、できたこと・できなかったことを常に考え続ける、これが大切だと思います。
試験では20分の相談場面を実施します。
その後に採点官から「今の面談でできたこと、改善したいことを言ってください」と質問が来ます。
これは実務での面談後にも、自分の面談を常に振り返りなさいよ〜、と優しく教えてくれていると思っています。
試験は試験だけではなく、常に心がけて自分の成長に役立てるためのきっかけを与えてくれます。
常に心がけて自分の成長に役立てている延長線上に試験の合格があるのではないでしょうか。
求めてと掴もうとすると掴めない。
汗をかき苦悩して、でもめげずに成長した先でいつの間にか無理せずに掴めている。
そんなことが技能士2級の合格であり、合格率の低さなのかな〜とも感じています。
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