「キャリアコンサルタント」とは?その③傾聴 ションさん日記22.6.4

キャリアコンサルタント

一日に2つの日記を書いています。普通まとめない!?と怒られそうです。

どうもおはようございます、ションさんです。

さて前回までは、このような記事を書かせてもらいました。ちょこっとだけ振り返ってみます。

「キャリアコンサルタント」の役割について

相談者は多種多様→相談に乗れるの?→答えは相談者が持っている→相談者は考えがまとまってない→キャリアコンサルタントがまとまるように支援させてもらう

相談者はどんな人にだったら本心で相談できるか→傾聴、自己一致、無条件の肯定的配慮、共感的理解、守秘義務を持った人物=キャリアコンサルタント 

今日は赤字の部分の「傾聴」を説明させていただきます。

人の話を聞くことって難しいですよね。「話を聞くぞ~!」と意識していないと、こんな風になりませんか?

話を聞けない その1

Aさん「昨日映画館で映画見たんだけど、けっこう面白くって…」

Bさん「あ~俺も先週映画見たんだよね!マトリックスの最新作でさ~。若い時に3部作全部みてて、その最新作!キアヌ・リーブスもいい年してるのにアクションすごくてぜひおすすめだから見てみてよ」

BさんはAさんの話をさえぎって、Bさん本人の映画の話になってます。

話を聞けない その2

Aさん「仕事で上司との関係がうまくいってないんだよね。転職しようかと悩んでて…それで…」

Bさん「何をそんなに悩んでるんだよ!そんなにくよくよしてると運も逃げていくぞ。ところで睡眠をしっかりとってるのか?メンタル強化には睡眠が一番だぞ。そして朝散歩を20分でルーティーン化して自動操縦モードに変えるんだ。そうしたら悩みなんか吹っ飛ぶから上司との関係だって改善するって。とりあえず飲みに行こう!」

AさんはBさんに飲みに連れられてしまいました。その後、延々とBさんの身にならないアドバイスを聞く羽目になりそうですね。Bさん悪気はないんです。

話を聞けない その3

Aさん「エナジードリンクってパワー出るみたいだけど体には悪そうだよね。でも今日はそれ飲んでガンガンに仕事やろうと思って買ってきたんだ」

Bさん「エナジードリンクか~飲んだこと無いな~。でも人間って水飲まないと死ぬよね。ところで1日にどれだけ水を飲んだほうが良いか知ってる?2.5リットルなんだ。1リットルは食事から接種できるから、水を1.5リットル飲むべきだけど、飲み方が重要なんだよね。一気に1.5リットル飲んでも体には吸収されないから一口ずつこまめに飲むことを心がけてほしい。でもそれって中々できないよね。じゃどうすればいいか?行動をデザインすれば…云々」

どこかで聞いたような会話ですが、これもまたAさんの会話をBさんが奪ってしまいました。

聞く意識を持っていないとこのような会話になりがちです。

相談者の悩みに寄り添うためには「傾聴」が重要になってくるんです。

傾聴とは?

「傾聴」とはクライエントを独自の存在として尊重し、じっくりと共感的に聴くことです。

相手の話をことば通りに聞くということではなく、ことば以外のしぐさを含め何を訴えようとしているのかクライエントの立場になって感じることなのです。

このような傾聴があればクライエントは信頼関係の中で、安全に自己理解を深めることができます。

傾聴の基本的な人間観には2つあります。

1つは人間の多様性、独自性の尊重です。

人それぞれ顔が違うように固有の価値観をもっています。

考え方・文化的環境・家庭環境など同じ人はいません。

その一人ひとりの多様性・独自性を大切に思い尊重することです。

1つは人間の自己成長力、実現傾向の信頼です。

人間には誰もが自分の問題や悩みを乗り越え、よりよく発達していこうとする力を持っています。

その発達していこうという力を信じ支援することで信頼関係は深まります。

・ただ話を聞くということではなく、じっくりと相手のことを共感して聴くこと。

・相手を独自の存在として尊重し、本人が自らの力で解決できると信頼していること。

傾聴の基本的態度

「傾聴」には3つの重要な基本的な態度があります。こちらの3つです。

  1. 自己一致         ありのままの自分
  2. 無条件の肯定的配慮    選択、評価をせず存在を受け入れる
  3. 共感的理解        その人のように感じ、考えること

ではそれぞれ詳しくみていきましょう。

その1 自己一致

自己一致という言葉はあまり馴染みがないんではないでしょうか。

うわべを飾ったり、見せかけの態度ではなく、ありのままの自分であること。

嘘偽りのない自分であり、自分の意識を否定したり、歪曲しないでいられること。

誠実であり純粋であり隠し立てのないあり方。

人はどうしても自分を飾ったり、相手から嫌われたくないと本心を明かさなかったり、本当はやりたいのに恥ずかしいからやらなかったり、自分の本心を偽ってしまいがちです。

そのような態度はクライエントからは見透かされ、信頼関係を築けないんです。

この自己一致ですが、本当に難しく自己研鑽し人生を通して身につけてく修行と言えるのではないでしょうか。

講師の先生は「簡単ではない、本当に難しいですよ!」とおっしゃっていたのが印象的です。

その2 無条件の肯定的配慮

これまた難しそうですよね。ションさんにも心当たりがあります。

以前の上司で何を言っても否定する人がいたんです。

あまりにも否定するのでやりたいことの逆のことを言ったら、逆のことを言うのでうまくいきました。この上司とは信頼関係を築けませんでした。 このような上司とは真逆の態度ですね。

相手をかけがいのない独自の存在として尊重し、どんな相手でも考え方が容認できなくても無条件(キャリアコンサルタント側の条件をつけない)にその存在を受け入れること。

クライエントのあらゆる側面を取捨選択なく大切な意味のあるものとして積極的に関心を向ける。

ションさんもこれを知ってから会話で意識してみました。比較的肯定的に相手の話を聞けてると思ってたのですが、やっぱり否定してるんですね。無条件に肯定すること。相手を否定せずに受け入れること。

全否定的な上司も否定が習慣化してしまってるんですね。

自分の会話を意識すること、そして訓練が必要と感じます。

共感的理解

これが一番わかり易い言葉なんじゃないでしょうか。ただ意味はわかるけど、やれてるかやれてないかで考えるとションさんは自信ないですが、皆さまいかがしょうか…。

共感的理解とは、クライエントの主観的な見方、感じ方、考え方をその人のように見たり、感じたり、考えたりすることです。

あたかもその人のことを自分自身のものであるかのように感じ取ること。

キャリアコンサルタント自身の経験を相手のそれであるかのごとく思い誤らないことが大切とのことです。

もう1つの重要な部分は、キャリアコンサルタントがその理解をクライエントに伝え返していくことです。

これは自分の理解とクライエントの間にズレがないかどうかを確かめながら、ともに歩いていこうとする姿勢です。

共感的理解これも簡単では無さそうです。

クライエントを共感的に理解しながら、そこにズレがないか確かめながら歩んでいく。

まとめ

こちらではキャリアコンサルタントに大切な「傾聴」を説明していきました。

キャリアコンサルタントに大切と書きながらも思いました。みんながみんな誰に対してもこのような態度で対応することにより信頼関係を作れるということではないでしょうか。

自己一致、無条件の肯定的配慮、共感的理解。

「簡単なことではないし、はっきり言って難しいです」講師の先生はおっしゃいました。

でも、意識しながら毎日生活することで必ずできると思ってます。

まさに人生を通しての修行・自己鍛錬ですね。でもションさんはやりますよ~!

ションさんと会った時に、できてない場合は「おーい!全然できてねぇぞぉ」とお気軽にお願いします笑

本日もご訪問いただきありがとうございました~今日はこれから娘の送迎デー行ってきま~す!

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