ハンセン先生ノートの落書きのようでごめんなさい。
本日はハンセン先生の提唱した「統括的人生設計(ILP)」を紹介します。
タイトルにもあるように仕事も大切だけど、仕事だけではなく他の重要なものと統合させる枠組みという概念で提唱しています。
4つの意義・役割
人生において大切なことと提起している4つです。
- 仕事 Labor
- 愛 Love
- 学習 Learning
- 余暇 Leisure
4つとも「L」から始まりますので、「4L」とも言われます。
6つの重要課題
それとともに課題を6つあげています。
- 変化するグローバルな文脈のなかで、なすべき仕事を見つける。
- 人生を意味ある全体の中に織込む。
- 家族と仕事をつなぐ。
- 多元性と包括性に価値を置く。
- スピリチュアリティ(精神性・魂・霊性)と人生の目的を探究する。
- 個人の転機(tansition)と組織の変化に対処する。
「人生は仕事のみでなく、4つの意義・役割がバランスよく統合されなければならない」とハンセン先生はおっしゃってるんですね。
民主主義のゴールを視野に入れる
キャリア形成というと、どうしても個人のことと捉えがちですが「統合的人生設計(ILP)」はそんな考えを否定します。
「個々人は各自の決定が人類や環境全体にもたらす影響を考慮すべきだ」としています。
自分の行動を世界への影響度までを考えて日常生活を送っている人は少ないと思います。
キャリア形成についても世界への影響を考慮する考え方は、ありませんでした。
ハンセン先生の「統合的人生設計(ILP)」はその点において今までの理論とは異なるんですね。
コミュニティの改善と民主主義社会がめざすゴールをも視野に入れている点が特徴です。
まとめ
人生において大切なことは仕事だけではなく、仕事・愛・学習・余暇のバランスであり、偏った生活では味気ない人生になってしまいます。
そして、私達ひとりひとりが世界や環境への影響を考えて行動をする。
どうしても世界に影響を与えるなんて難しいと考えがちですが、この「統合的人生設計(ILP)」の考え方には、とても勇気をもらえるような気がします。
みんなでともに良い世界を築くヒントがあると感じます。
ハンセン先生、素晴らしい理論をありがとうございます!
そして最後まで読んでくれた読者の皆様にも、感謝申し上げます。
ありがとうございました~
コメント