キャリアコンサルタント講座② 役割・傾聴

キャリアコンサルタント

4月25(日)より講座がスタートしました。約15人ほどのクラスです。

土曜日、日曜日と週末クラスが開講されていますので、社会人でも比較的参加しやすくなっています。

初回は「キャリアコンサルタントその役割とは?」「傾聴」このふたつを取り上げてみます。

キャリアコンサルタントの役割

キャリアコンサルタントとは、何をする人なのでしょうか?

簡単に言うと「働く人たち個々人のキャリア形成支援・相談にのること」です。

もう少しだけ詳しく説明すると、2015年職業能力開発促進法で以下のように定義されています。

キャリアコンサルティングを「労働者の職業の選択、職業生活設計又は職業能力の開発及び向上に関する相談に応じ、助言及び指導を行うこと」としています。

同法第10条の3では、キャリアコンサルティングの提供を事業主(企業組織)の努力義務として定めています。

このことは働く人(私達)はキャリア支援を受ける権利が確立されていると言うことなんです。

傾聴とは?

さて、キャリアコンサルティングは働く人々の職業支援をする為に働く方の相談にのります。

その為に必要なことは、クライエント(相談者)との信頼関係を築くことです。

相手の話を言葉通りに聞くというだけではなく、”傾聴”を用いてクライエントを支援していきます。

「傾聴」について大切なことを3つ紹介します。

傾聴の基本的態度

自己一致

ありのままの自分であってこそクライエントとの真の援助関係が成り立ちます。

嘘偽りがなく自分の意識を否定したり歪曲しないでいられる状態が誠実であり純粋なのです。

クライエントから見て、見透かされる、隠し立てのないあり方のことを言います。

無条件の肯定的配慮

相手を尊重し、相手を評価することなく無条件にその存在を受け入れること。

共感的理解

クライエントの主観的な見方、感じ方、考え方をその人のように見たり、感じたり、考えたりすることです。

あたかも自分自身のものであるかのように感じ取るという姿勢です。

まとめ

今回の講座では重要な2つをピックアップしてみました。

仕事のキャリアについては働く私たち全ての人が関わることでもあり、キャリアコンサルティングは働く人が誰でも受けることのできる権利と知りました。

人は誰しも良くなりたい、発展していきたいという思いを持っているものですが、どのように実現していくのか分からないことも多いです。

特にキャリアを積み上げるために何をすれば良いのか?どういった方向に進んだらいいのか?

気軽に相談できるキャリアコンサルタントが社内にも存在する社会は素敵だと思います。

そしてもう一つは「傾聴」です。

傾聴はキャリアコンサルティングでの用法だけでなく、普段人と接する上で大切なことと気づかされました。

自己一致、無条件の肯定的配慮、共感的理解、この3つを意識しながら、人と関わっていきたいと思いました。

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